近年、富山湾エリアは「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟したことを契機に、インバウンドを含めた観光・レジャー産業の再構築を進めている。滑川市や公益社団法人 とやま観光推進機構を中心とした地域プロモーションでは、ホタルイカを単なる観光資源として消費するだけでなく、海洋環境の保全と持続可能な観光を両立させる取り組みが加速している。
早朝の定置網漁を間近で見学する「ホタルイカ海上観光船」とミュージアムのセットプランなど、滞在型観光を促すコンテンツも定着してきた。滑川の町並みには古い格子戸を残す宿場町の面影も残り、海沿いのサイクリングロードとあわせて散策する旅行者が目立っている。点から面へと広がる地域観光のダイナミズムを、現地を歩くと肌で感じることができる。