感染の直接的な原因となるのは結核菌であり、主に患者が咳やくしゃみをした際に飛び散る微粒子を吸い込むことで空気感染が引き起こされる。一般的な風邪やインフルエンザとは異なり、感染してから発症するまでの潜伏期間が数ヶ月から年単位と長い点が特徴だ。そのため、初期の段階では自覚症状が薄く、気づかないうちに他者へ感染を広げてしまうリスクが潜んでいる。
感染症専門医は「若年層では激しい咳が出ないケースもあり、単なる体調不良や疲労と見過ごされやすい」と指摘する。とりわけ多忙な学校生活の中では、軽度の倦怠感や微熱程度では登校を続けてしまいがちだ。こうした見逃しが、結果として校内での感染拡大を招く要因となった。