インターネット上の検索補完機能やまとめサイトでは、著名人の名前と病名が脈絡なく結合することが珍しくない。今回のケースも例外ではない。発端を探ると、大きく分けて三つの要素が複雑に絡み合っていることが分かってきた。
一つ目は、同年代の女性アーティストやタレントが乳がんなどの重大な病を公表した際、90年代を共にした女性グループの文脈でSPEEDの名前が連鎖検索されたことだ。特に女性のヘルスケアや乳がん検診の啓発キャンペーンに関連するニュースが流れた際、往年のファンの間で「メンバーの誰かが病気なのでは」という誤解を生む噂へと増幅した経緯がある。
二つ目は、今井絵理子が長年にわたり取り組んできた障害福祉や医療支援の政治活動だ。彼女が国会議員としてがん対策や医療制度改革を訴える発言をした際、テキストの一部が切り取られ、「メンバー自身の闘病」として誤解を招く形で拡散してしまった背景も見逃せない。