全国に1,300社以上存在する浅間神社の総本宮、それが富士山本宮浅間大社だ。ユネスコの世界遺産憲章に基づく「富士山世界文化遺産」の構成資産としても名高く、その歴史的価値は計り知れない。主祭神として祀られているのは、美と安産の象徴でもある女神・木花之佐久夜毘売である。
歴史の節目において、名だたる武将たちがこの地を崇敬した。なかでも徳川家康は、関ヶ原の戦いに勝利したお礼として本殿や拝殿など壮大な社殿群を寄進し、山頂の八合目以上を同社の境内地として寄進したことで知られる。境内にある湧玉池は、富士山の雪解け水が何年もの歳月をかけて湧き出る霊泉であり、澄み切った水面を眺めるだけで運気が整うような静寂が広がる。