輸入材の波に押され、打ち捨てられていた日本の森林資源が、いまや「緑の石油」ならぬ「緑のゴールド」として価値を急上昇させている。地域で伐採した木材をその地域で消費し、エネルギーやプロダクトに変える地産地消のエコシステムが全国の自治体で花開いた。
山間部の小さな集落が、バイオマス発電や3Dプリンター用木質樹脂の生産拠点へと変貌を遂げている。かつて見捨てられた枝葉や端材すらも高値で取引され、林業関連の若手Uターン・Iターン就労者数は過去最高を更新。山あいの町に、これまでにない熱気と雇用が生まれている。