店内に飾られたセピア色の写真と、現在進行形の熱気。その中心に立つのが、元広島東洋カープの鉄人・木下富雄氏だ。現役時代の情熱そのままに焼き台の前に立ち、じっくりと炭火で焼き上げる本格的な焼き鳥は、一口頬張るだけで肉汁が溢れ出す極上品である。
同店の代名詞とも言えるのが、メニュー名に現役選手や往年の名選手の名前が冠されているユニークなシステムだ。「つくね」や「ねぎま」といった通常の名称ではなく、「今日は新井貴浩監督を頼むか」「菊池の串を追加で!」といった威勢の良い注文が飛び交う。選手たちの活躍や打撃フォーム、個性を串の部位や味付けに見立てたアイデアは、ファン心をくすぐる仕掛けとして長年愛され続けている。このメニュー編成はシーズンの開幕やトレード、新戦力の加入に合わせてアップデートされており、野球ファンにとっては打順表を眺めるような楽しさがあるのだ。