では、テレビ番組制作の現場では実際に何が起きているのか。過去にキー局のバラエティ番組制作に関わっていた元ディレクターは、匿名を条件に次のように明かしてくれた。
「バラエティ番組における『演出』とは、視聴者に物語(ナラティブ)をわかりやすく届けるための編集作業です。存在しないものをゼロから捏造するような悪質な嘘をついても、演者の表情や現場の空気感で破綻します。特に長年現場を経験しているTOKIOのメンバーに対して、嘘のセッティングを押し付けることなど不可能です」
元スタッフによれば、広大な島内での探索や開拓作業自体は出演者とスタッフが実際に足を動かしているという。ただし、カメラが回っていない瞬間に貴重な発見があった場合、再現映像として撮り直したり、視聴者が理解しやすい構成に順番を入れ替えたりすることはある。これを「嘘」と切り捨てるか、「映像作品としての見せ方の工夫」と捉えるかで、評価は大きく分かれる。