過去十数年にわたり、グローバル企業ではストレス低減や生産性向上の手法として「マインドフルネス」が急速に普及した。しかし、単なる「呼吸法」や「一時的なリラックス技法」としてマインドフルネスを導入した人々の間で、近年ある限界感が囁かれ始めている。表面的なストレス対処だけでは、根本的な人生の目的意識や強固な軸を築くには至らないという気づきだ。
そこでいま、世界のビジネスリーダーや起業家たちが注目しているのが、思想的・哲学的な深みを持つ東洋哲学そのものである。単に「今、ここ」に意識を向けるだけでなく、人生の苦難や不条理そのものを自らの「運命(天命)」として受容し、その上で自己の果たすべき役割に全身全霊を捧げるという安心立命のフレームワークは、マインドフルネスのその先を行く実践的な「生き方の哲学」として絶大な支持を集めている。