玄関の「式台」とは?武家屋敷の歴史からバリアフリー活用術まで解説

玄関の「式台」とは?武家屋敷の歴史からバリアフリー活用術まで解説

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住宅建築における式台とは、玄関土間から上がり框(床の端部を仕上げる横木)までの間に設置される、幅の広い板敷きスペースを指します。土間から室内へ上がる際の中間ステップとして機能し、垂直方向の大きな高低差を緩やかに分割する役割を持っています。

玄関周りには似た役割を持つ部材が複数存在するため、それぞれの位置づけと構造の違いを整理しておくことが理解への近道です。

まず、式台と上がり框の違いは、その「役割」と「配置場所」にあります。上がり框は室内のフローリングや畳スペースの端に固定される見切り材であり、部屋の床面と同じ高さに位置します。一方、式台は上がり框よりも一段低い位置に板を渡して作られる独立したステップです。つまり、土間から直に上がり框へ上がるのではなく、あいだに式台を経由することで、一度に足を上げる高さを大幅に抑えられます。

また、日本庭園や縁側で見かける沓脱石(くつぬぎいし)と式台の違いにも明確な特徴があります。沓脱石は主に庭や土間に据え置かれた天然の平らな石であり、靴を脱ぎ揃えるポイントとして使われます。それに対して式台は、木材を用いて建築構造と一体化させて施工されるケースが多く、横幅や奥行きが広く取られているため、移動のしやすさや安定感の面で大きく勝ります。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。