2014年3月、満を持して発売されたナポリタン味だったが、市場の反応は冷酷そのものだった。一口食べた消費者は絶句し、売り場には手つかずの在庫が山積みになった。SNSには「罰ゲーム用」「人生で一番まずいアイス」といった酷評が溢れ返り、売れ行きは完全にストップした。
結果として、赤城乳業は約320万本もの在庫を抱え、損失額は約3億円に達した。しかし、同社の真骨頂はここからだった。失敗を隠すことなく、新聞広告やテレビCMで「取り返しのつかない大失敗をしてしまいました」と潔く謝罪。このユーモア溢れる対応が、かえって消費者の好感度を呼ぶという奇妙な現象を引き起こしたのだ。