阿蘇山の火口付近で対峙したアトムとプルートゥ。しかし、エプシロンの死を通じて戦いの空しさを悟っていたプルートゥは、もはやアトムと戦う意志を失っていました。そこに突如として現れたのが、巨大な壺のような異様な体躯を持つ謎の巨大ロボットボラーでした。
ボラーは驚愕の200万馬力を誇り、サルタンの影で糸を引いていた謎の科学者・ゴジ博士(アブラー博士)が密かに製造した最終兵器でした。サルタンがプルートゥに抱いた不信感や、さらなる力を求めたエゴの権化として送り込まれたのです。
ボラーが阿蘇山を噴火させて日本列島を壊滅させようとする中、プルートゥは自らの過ちを清算するかのようにボラーへと突撃します。プルートゥはボラーを道連れにして自爆し、大噴火の危機から人々を救って散っていきました。一人残されたアトムが「ロボットが心を持つから争いが生まれるのか、いつかロボット同士が愛し合える時代は来るのか」と涙を流す幕切れは、読者の胸を強く締め付けます。