日本国内のキャンプシーンで双璧をなすコールマン(Coleman)とスノーピーク(Snow Peak)のヘキサタープ。両者の構造や設計思想の違いを理解しておくことは、スムーズな設営と確実なテンションコントロールに直結します。
コールマンの代表格「XPヘキサタープ」シリーズは、メインポールに独自のクロスポール(2本1組のX字型構造)を採用しているモデルが有名です。一般的な一本足のポールと異なり、ポール自体が自立する構造になっているため、メインロープを張る前の段階で倒れる心配がありません。初心者にとって圧倒的に一人設営がしやすい設計思想となっており、エントリー層から絶大な支持を集めています。
対するスノーピークの「HDタープ“シールド”ヘキサ」シリーズは、高強度のウィングポール(単一の極太アルミポール)と重厚な生地(210Dリップストップ等)を組み合わせた本格仕様です。生地の裁断と縫製が極めて立体的に計算されており、正しい角度でテンションをかけた際の稜線の美しさと、風速15m/s級の突風にも耐えうる剛性は圧巻の一言。ただし、幕体自体の重量があるため、1人設営の際にはペグの仮固定位置とポールの内傾角を厳格にコントロールする技術が求められます。