かつては若者だけの密かな居場所であった空間も、メディアでの露出が増えるにつれ、大人世代の関心や分析の対象となりつつある。カルチャー論争やビジネスの分析記事で取り上げられる機会が増える一方で、当事者である若者たちの間には冷めた空気感も漂う。大人たちが「解説」を試みれば試みるほど、当のトレンドは次の場所へと急速に移動していくからだ。
この追いかけっこは、デジタルネイティブ世代が持つ固有のしなやかさを示している。他者からの評価や分析に縛られることなく、自分たちの心地よい居場所を自ら更新し続ける姿勢こそが、このカルチャーの本質と言えるだろう。