しかし、「安泰な格安鶏肉」の時代にも変化の兆しが見えている。2026年現在、世界的な海上輸送コストの上昇や為替の変動、さらには気候変動による飼料価格の乱高下が、じわじわと末端価格を押し上げている。これまでブラジル産に大きく依存してきた唐揚げ専門店や居酒屋などの外食産業は、原材料費のさらなる高騰という厳しい現実に直面している。
業界関係者は「かつてのような投げ売り価格での調達は難しくなっており、価格転嫁やメニューの見直しを余儀なくされている」と明かす。安さだけに頼ったビジネスモデルは曲がり角を迎えており、今後はコストと品質のバランスを再構築することが業界全体の急務となっている。