日本皮膚科学会の専門医らも、足裏の異常なシワや角質化に対して注意を呼びかけている。皮膚科医の久道勝也医師は、足底の皮膚状態が全身の微小循環やターンオーバーの異常をダイレクトに反映すると指摘する。皮膚科学の観点から見れば、角質層が厚く硬くなり弾力性を失う「角化症」が進行すると、皮膚の柔軟性が損なわれ、歩行時の屈曲に伴って深い縦横のシワが固定化してしまうのだ。
さらに、加齢や冷え性によって足先への血流が停滞すると、表皮細胞に必要な栄養分や水分が十分に行き届かなくなる。その結果、表皮が萎縮して表面に不自然な細かいシワが刻まれる。保湿クリームをいくら塗ってもシワが改善しない場合、問題は表層ではなく、皮膚深部や血管機能の低下にある可能性が高い。