豊かな植生に恵まれた蘆花恒春園は、世田谷区内でも屈指の花の名所として知られています。四季折々の花の見頃に合わせて訪れることで、訪れるたびに異なる表情を楽しめます。
春には、長野県伊那市から贈られたタカトオコヒガンザクラ(高遠小彼岸桜)が可憐なピンク色の花を咲かせ、多くの花見客で賑わいます。初夏から夏にかけては、花の広場一面に広がるひまわりやクバナキバナコスモスが太陽の光を浴びて咲き誇り、鮮烈なコントラストを描き出します。
秋の訪れとともに園内を彩るのが、クヌギやコナラの雑木林の足元を真っ赤に染め上げる彼岸花(ヒガンバナ)の群生です。例年9月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、木漏れ日の中に浮かび上がる赤い絨毯は圧巻の美しさを誇ります。さらに11月下旬から12月上旬には、旧宅周辺のモミジや大イチョウが鮮やかに色づき、情緒あふれる紅葉の景色が広がります。