『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』において、ローレシアの王子やサマルトリアの王子が装備できるこの細身の剣は、一見するとただの「非力な武器」に過ぎない。終盤の武器屋で大金を払って手に入れるにしては、攻撃力の上昇値があまりにも低すぎるからだ。
しかし、その真価は「1ターンに2回攻撃できる」という特殊効果にある。守備力の低い敵に対しては、攻撃力の低さを手数の多さで完全にカバーし、トータルの与ダメージで他の強力な武器を凌駕する。この絶妙なトレードオフが、当時の子供たちに「単純な数値の強さだけがすべてではない」という戦略の面白さを教えたのだ。