一般的にクリケットと呼ぶ場合、公式大会やオンライン対戦で広く採用されている「スタンダードクリケット」を指します。しかし、3人以上でプレイするパーティゲームや海外のトーナメントでは「カットスロートクリケット(Cut Throat Cricket)」という変則ルールが用いられるケースがあります。
この2つのゲームは、「加点の対象が自分か相手か」という根本的なルール設計が真逆です。
スタンダードクリケットでは、自分がオープンした陣地に打ち込むことで「自分の持ち点を増やす」加点方式を取ります。最終的に最もスコアが高いプレイヤーが勝利を収めます。
一方のカットスロート(喉を掻き切る、という意味)クリケットでは、自分がオープンした陣地に打ち込むと、「そのナンバーをまだオープンしていない相手全員に点数が加算」されます。カットスロートの目的は相手にペナルティポイントを押し付けることであり、最終的に全エリアをクローズした上で「最も点数が低いプレイヤー」が勝ちとなります。
3人以上の対戦でスタンダードクリケットを行うと、1人が独走した際に残りのプレイヤーが逆転を諦めてしまう現象が起きがちです。しかしカットスロートであれば、「点数が低い上位プレイヤーを全員で狙い撃ちにして点数を押し付ける」という心理的包囲網が形成されるため、最後まで緊迫したマルチバトルが楽しめます。