TikTokやInstagramのタイムラインを流れる、夜の東京を滑走する光の群れ。それらの短い動画は、数十万の「いいね」を一瞬でかっさらう。今や「東京の夜に光るランボルギーニを見る」ことは、海外の若者にとって浅草寺や富士山を訪れるのと同等の「絶対に体験すべき観光アクティビティ」へと変貌を遂げた。
彼らが移動するルートには、スマホを掲げたカメラ小僧や外国人観光客が鈴なりになる。一昔前なら一部のマニアだけの秘密だったストリートの光景が、アルゴリズムに乗って世界中にリアルタイムで拡散される時代。バズが新たなファンを呼び、そのファンが現場に足を運ぶという循環が、彼らの神話をさらに巨大なものへと膨らませている。