ゲーム画面の枠を飛び出し、映像やテーマパークへとIP(知的財産)を広げる任天堂の戦略。その中心で指揮を執るのが宮本氏だ。今回のインタビューで明かされたのは、彼が描く新たなメディアミックスの深遠なビジョンである。
「任天堂は単なるゲーム会社ではなく、お客様の記憶に残るキャラクターや世界観を提供するエンターテインメント集団でありたい」。宮本氏は語る。映画構想においても、単に既存のゲームストーリーをそのまま映像になぞるのではなく、映画というメディアだからこそ表現できる独自の価値を追求しているという。ゲームを遊んだことがない人々にも驚きを届けるという挑戦は、まさに任天堂の次なる金字塔となるはずだ。