どんぶりの中心で圧倒的な存在感を放つ黒味噌こそ、白龍(パイロン)の生命線だ。一見すると濃厚で重厚な塩気が強そうに思えるが、口に含むとまろやかな甘みと香ばしい深みが広がる。この深みを生み出しているのが、代々受け継がれてきた秘伝の製法と「知られざる隠し味」だ。
大豆のコクを凝縮させた特製味噌をベースに、じっくり炒めた挽き肉や胡麻、胡麻油はもちろん、椎茸の出汁や秘伝のスパイス、そして隠し味として少量の黒糖と熟成させた酒粕が絶妙なバランスで練り込まれているという。何十時間もかけて仕込まれるこの肉味噌は、酢や辣油、おろし生姜、ニンニクといった卓上調味料と混ざり合うことで、無限のグラデーションを見せる。自分だけの黄金比を見つける楽しさこそが、リピーターを虜にする最大の仕掛けだ。