駅から少し足を延ばせば、日本屈指のエスニックタウンが広がる。新大久保のコリアンタウンやタイ、ベトナム料理店が立ち並ぶエリア、そして高田馬場のミャンマー人コミュニティや学生街。ここでは言語も文化も異なる人々が日常を共有している。
行政も多言語での防災情報の提供や、外国人住民に向けた行政サービスの拡充を急ピッチで進めてきた。互いの文化を尊重しつつ、ゴミ出しのルールや騒音問題といった生活上の摩擦をどう乗り越えるか。単なる観光地の賑わいを超えた「生活者としての共生」のノウハウが、ここには集積している。日本全体の未来像を先取りする実験場と言っても過言ではない。