カラオケでも大人気の『ケセラセラ』ですが、その歌唱難易度はJ-POP界の中でもトップクラス(難易度:★★★★★)に位置付けられます。原曲キーで気持ちよく歌いこなすための3つの実践ポイントを解説します。
1. ミックスボイスとファルセットのスムーズな切り替え
サビの最高音域では、地声感を残した力強いハイトーン(hiB〜hiC付近)と、繊細な裏声(hihiA等の超高音)が瞬時に入れ替わります。喉を締め付けるのではなく、軟口蓋(口の奥の上側)を高く引き上げ、鼻腔への響きを意識することが不可欠です。
2. 16分音符の跳ねるリズム(バウンス感)をキープする
歌詞の言葉数が多いため、平坦に歌うとリズムがもたりがちになります。ドラムのスネアとブラスのアクセントを感じながら、言葉の頭の音を短くタイトに発音するのが疾走感を生む秘訣です。
3. 語尾の処理とブレスコントロール
大森氏の歌唱の特徴は、フレーズ終わりの丁寧なビブラートと、ブレス(息継ぎ)の感情表現にあります。サビ前のブレスをあえてしっかりと吸い込み、エネルギーを溜めてからサビを一気に爆発させることで、ドラマチックな表現が可能になります。男性が歌う場合は、無理をせず「キーを2〜3個下げる」設定から始めるのが最も綺麗に響かせる近道です。