ウラヌスとネプチューンの真骨頂は、その苛烈な使命感にある。タリスマンを探し出し、世界の終末を防ぐためなら、無辜の犠牲をも厭わない。内部太陽系戦士たちが主張する「誰も傷つけない平和」に対し、彼女たちは「犠牲なしに世界は救えない」という冷酷なリアリズムを突きつけた。
この二律背反の葛藤こそが、作中に形容しがたい緊張感をもたらした。世界の破滅を防ぐという大義名分を背負いながらも、最悪の瞬間には「あなたさえいれば世界なんてどうなってもいい」と言わんばかりの眼差しを交わし合う。この甘美な背徳感と孤高の悲壮美こそ、数十年の時を経てもなおファンを惹きつけて離さない中毒性の源泉である。