混同されやすい「ソシオパス」と「サイコパス」ですが、心理学や犯罪学の分析では明確な境界線が引かれています。その最も大きな違いは「発生要因」と「行動のコントロール力」にあります。
サイコパスが生まれつき恐怖や共感を感じにくい脳を持つ「冷酷な策士」であるのに対し、ソシオパスは幼少期の虐待や過度なストレスといった後天的なトラウマが人格形成に歪みを与えた結果、「感情のブレーキが壊れた暴走車」のような振る舞いを見せます。
また、悪意に満ちたパーソナリティ特性の集合体である「ダークトライアド(マキャベリズム・ナルシシズム・サイコパシー)」との関係においても、ソシオパスは自己愛(ナルシシズム)の傷つきから攻撃性を発揮し、他者を道具として操る(マキャベリズム)性質を強く帯びています。