初盆における香典の金額は、贈る側と故人・遺族との「血縁の濃さ」および「生前の交流頻度」によって決定される。2026年の最新相場では、近年のインフレ傾向や法要施主側の準備コスト増を背景に、従来の最低基準よりやや余裕を持たせた金額を選択する傾向が顕著だ。
両親や義理の親に対する香典は、一般的に3万円から5万円が中心ゾーンとなる。自身がすでに独立しており、法要の施主(主催者)ではない場合に包む金額だ。また、法要後の会食(お斎)に配偶者や子供と同伴で出席する場合は、飲食代や引き物代を考慮して5万円〜10万円程度まで上乗せするのがマナーとされる。
兄弟姉妹であれば1万円〜3万円、祖父母や叔父叔母(伯父伯母)などの近親者の場合は1万円〜2万円が妥当なラインだ。一方、友人・知人・近所の人や会社の同僚といった血縁関係のない間柄では、5,000円〜1万円が最も選ばれている。あまりに高額な香典を贈ると、かえって遺族側に「お返し(返礼品)」の手間や費用で負担をかけてしまうため、身の丈に合った適正額を守ることが極めて重要だ。