大学卒業後、アパレル業界などを経て彼が飛び込んだのが、創立間もない番組制作会社「IVSテレビ制作」だった。ここから彼の「怪物」としてのキャリアが本格的にスタートする。
当時のテレビ界は、まだ映画業界からの転身組や、泥臭い叩き上げの演出家たちが火花を散らす戦場だった。テリーはそこで、単なる「面白い番組」ではなく、「視聴者の感情を暴力的に揺さぶるコンテンツ」を追求し始める。徹夜は当たり前、企画会議では怒号が飛び交う。彼は誰よりも働き、誰よりも奇抜なアイデアを出した。彼にとってテレビ画面は、お茶の間に向けたエンターテインメントであると同時に、自らの狂気を表現するための巨大なキャンバスだったのだ。