関西の視聴者や他地域からの転入者を悩ませるのが、テレ朝 関西 見られない 理由およびテレビ朝日 関西 放送時間 ズレの実情です。ネット上でも「楽しみにしていた深夜バラエティがやっていない」「Twitter(現X)でトレンド入りしている番組が関西のテレビ欄にない」といった声が絶えません。この乖離を生み出している背景には、放送史における大きな転換点と、関西特有の編成プライドが存在します。
歴史的な要因として挙げられるのが、1975年3月31日に実行された朝日放送 テレ朝 ネットチェンジ 経緯、通称「腸捻転(ちょうねんてん)解消」です。かつて朝日放送はTBS系列、毎日放送(MBS)がNETテレビ(現・テレビ朝日)系列というねじれ構造にありました。新聞資本の再編に伴って朝日新聞系の朝日放送がテレビ朝日系へと移行しましたが、当時の朝日放送はすでにラジオ草創期からの圧倒的な制作力と視聴者支持を誇っており、「キー局の都合にすべて従う下請け機関にはならない」という強烈な自負がDNAとして刻まれました。
この歴史的経緯に加え、現代の編成面でズレが生じる直接的な理由は以下の3点に集約されます。
- 自社制作番組のプライオリティ:平日の朝は『羽鳥慎一モーニングショー』へ接続する前枠として、関西の朝の顔である『おはよう朝日です』を長年放送。深夜帯には『探偵!ナイトスクープ』を筆頭とする「ナイトinナイト」枠(月〜木曜23時台)が圧倒的な視聴率を稼ぎ出してきたため、テレビ朝日の全国ネット外番組を差し替える構造が定着しています。
- プロ野球(阪神タイガース戦)中継の優先:関西において阪神戦は不可侵のキラーコンテンツです。シーズン中はプライム帯であってもテレ朝系の通常番組を後日振替や短縮対応にして野球中継を敢行するケースが伝統的に見られます。
- 関東ローカル番組の買い付け判断:深夜や週末昼の枠は、キー局が制作した関東ローカル枠をそのまま流す義務が系列局にはありません。ABCテレビの編成担当が自社のターゲット層やスポンサー需要を勘案し、ネット受けしない(または別枠で遅れて流す)判断を下します。