名門レーベルであるユニバーサルミュージックからの名盤デビューは、彼女の音楽キャリアにおいて大きな転換点となった。国内外の世界的クラシック演奏家たちと共演を果たし、フルートの美しく澄んだ音色を堂々と世界へ届けてみせた。アルバム制作現場では、妥協を許さないプロフェッショナルな姿勢が共演者やスタッフを唸らせたという。
しかし、アルバムの世界的リリースに伴い、批評家や聴衆の要求はさらに厳しいものとなった。クラシック界の重鎮や熱狂的なファンからの眼光は鋭い。単なる「話題のタレント」としての企画演奏ではない、一人のソロアーティストとしての音楽的深みが問われるフェーズへ入ったのだ。その試練に正面から立ち向かい、自身の音色を磨き深めていくプロセスこそが、現在の彼女を形成している。