予防医学の専門家は口を揃えて「身長-110という計算は、個人の健康度を測る指標としてはあまりに不正確だ」と指摘する。現代の国際的な標準であるBMI([体重kg] ÷ [身長mの2乗])で計算した場合、例えば身長175cmの人にとっての「175 - 110 = 65kg」はBMI 21.2となり適正範囲内に収まるが、身長150cmの人における「150 - 110 = 40kg」はBMI 17.8となり、明らかな「低体重(痩せ)」に分類される。
つまり、身長が低くなればなるほど、この「110を引く」というルールは危険なまでの痩せ型を要求する計算式に変貌するのだ。医学的観点から見れば、身長に応じたスケーリングが考慮されていない大雑把な数値に過ぎない。