日本国内の主要キャリアであるJAL(日本航空)やANA(全日本空輸)、ならびにPeachやジェットスターといったLCC各社は、いずれも国土交通省の「危険物船舶運送及び貯蔵規則」に準じた共通基準を採用しています。そのため、国内線における可否判定は航空会社ごとの差異は実質的にありません。
しかし、国際線を利用する場合は国・空港ごとにローカルルールが適用される点に厳重な警戒が必要です。日本の保安検査を通過できたとしても、現地の空港(中国、台湾、韓国、東南アジア、欧米圏など)から日本へ帰国する際の保安検査場で没収されるケースが多発しています。
例えば、中国や一部アジア諸国の空港では、モバイルバッテリーやリチウムイオン電池製品に対する規格表記(Wh数や定格容量の刻印)の確認が極めて厳格です。バッテリー着脱式のコードレスアイロンであっても、電池本体に明確なPSEマークや定格容量表示がない場合、その場で不認可と判定される実例が報告されています。海外渡航においては、予期せぬトラブルを排除するためにも「コンセント式アイロン」を選択するのが最も堅実な防衛策です。