南海ホークスのユニフォームを語る際、切っても切り離せないのが大阪・難波の真ん中に鎮座していた大阪球場(大阪スタヂアム)の存在です。すり鉢状の急傾斜スタンド、独特の熱気、そしてグラウンドを取り囲む熱狂的なヤジ。その中心にあったのが、南海ホークスの歴史そのものである緑のユニフォームでした。
読売ジャイアンツとの日本シリーズでの激闘、西鉄ライオンズや阪急ブレーブスとの熾烈なパ・リーグ覇権争いにおいて、緑のユニフォームは常に「雑草魂」と「誇り」のシンボルでした。選手たちが泥にまみれながら大阪球場の人工芝を駆け抜けた姿は、関西のプロ野球ファンにとってかけがえのない青春の1ページとなっています。
また、緑地に黄色の刺繍で「NH」を組み合わせた南海ホークスのキャップ(帽子)も、球史に残るアイコニックなアイテムです。洗練されたクラシカルなモノグラムデザインは、当時を知る世代だけでなく、現代のストリートファッションを好む若年層からも高い評価を獲得しています。