最新の厚生労働省による「国民健康・栄養調査」のデータを紐解くと、年代ごとの血圧傾向がはっきりと浮かび上がる。
30代では、上が110〜120mmHg前後、下が70〜80mmHg程度が平均的だ。しかし40代、50代と歳を重ねるにつれて数値は段階的に上昇し、60代から70代以上になると上が130〜140mmHgを超える割合が急増する。いわゆる上の数値である「収縮期血圧」と、下の数値である「拡張期血圧」の双方が、加齢とともに変化していくのだ。
ここで注意したいのは、「平均値」と「理想的な適正基準」はイコールではないという点だ。厚生労働省 e-ヘルスネットや各種専門機関の解説でも示されている通り、成人における診察室での理想的な正常血圧は「120/80mmHg未満」とされる。つまり、50代や60代の平均値(130mmHg超)は、医学的な分類ではすでに「高値血圧」や「高血圧」の域に入っていることが多い。今すぐご自身の健康診断結果と照らし合わせて確認してみてほしい。