2026年に向け、世界の化粧品市場はさらなる原料の見直しと技術革新の渦中にある。EUにおけるSCCS(消費者安全科学委員会)のガイドライン厳格化を受け、ナノ粒子(100ナノメートル以下の極小粒子)を使用しない「ノンナノ」処方へのシフトが加速している。
ナノ化された二酸化チタンは肌の白浮きを防ぐメリットがあるが、細胞膜を通過する潜在リスクが懸念される。各メーカーは粒子表面をシリカやシリコンでコーティングし、活性酸素の発生を抑える技術の開発に注力。安全性を担保しながら機能を維持する新たな選択肢が、店頭に並び始めている。