愛猫のお腹が垂れているとき、それがルーズスキンなのか単なる肥満なのかを正しく判断することは、健康管理の第一歩です。見分けるための最も確実な指標が、動物病院でも用いられる「ボディコンディションスコア(BCS)」の評価基準です。
肥満とルーズスキンを見分ける際は、以下のポイントを指先と視覚で確認します。
① 上から見たときのウエストのくびれ:
猫を真上から見下ろしたとき、肋骨の後ろ側に適度なくびれが確認できれば標準体型です。ルーズスキンの場合、立っている状態では下腹部だけが垂れ下がりますが、上から見るとしっかりウエストが引き締まっています。対して肥満の場合は、上から見ても寸胴型、あるいは全体が丸く張り出しています。
② 肋骨(あばら骨)の感触:
胸の横を両手で優しく撫でた際、薄い皮下脂肪越しに肋骨の凹凸が指先で容易に確認できるなら適正体重(BCS 3)です。脂肪が厚く、指で強めに押さなければ骨に触れない状態であれば肥満のサインとなります。
③ たるみを触ったときの感触:
ルーズスキンは皮膚自体が薄く伸びており、触ると「中身が詰まっていない皮の袋」のように柔らかくフワフワしています。一方、肥満による下腹部のたるみは皮下脂肪や内臓脂肪が充満しているため、つまむと弾力があり、ずっしりとした重みを感じるのが特徴です。