万が一の故障時、気になるのが修理費用の実態だ。費用は症状の軽重によって大きく変動する。単なる冷媒ガス(R-134a)の補充であれば、大手のオートバックスといったカー用品店で数千円から1万円程度で完了することが多い。エアコンフィルター交換も数千円台が相場だ。
しかし、部品交換が絡むと出費は跳ね上がる。コンプレッサーの新品交換は工賃を含めて7万〜12万円前後、エバポレーターの交換はダッシュボード解体作業を伴うため8万〜15万円程度の費用を覚悟しなければならない。自動車整備業を営む専門工場では、費用を抑えるために再生部品(リビルト品)を活用する提案も一般的となっている。
国家資格を持つ自動車整備士は、「冷えないと感じたら放置せず、早期診断を受けることが最大の節約になる」と口をそろえる。早期であればガスチャージや漏れ止め剤の注入だけで収まるケースも多いためだ。