福岡市中心部から車を走らせること約45分。陸続きの砂州である海の中道を抜け、志賀島へと渡った先にあるのが潮見公園展望台です。標高約170mの潮見山山頂付近に整備されたこの展望台が、ドライブ愛好家や観光客から絶大な支持を集め続ける最大の理由は、海と陸が織りなす「圧倒的な幾何学的景観」にあります。
展望デッキの最上階に立つと、視界を遮る構造物が一切ない360度の大パノラマが眼前に広がります。南東側を見下ろせば、志賀島と九州本土を結ぶ砂嘴「海の中道」が一本の細い帯のように海を裂いて伸び、その先には福岡PayPayドームや福岡タワーをはじめとする福岡市中心部のスカイラインが立ち並びます。北側へ視線を転じれば、玄界灘の荒波と水平線が無限に広がり、同じ場所でありながら静と動のコントラストを同時に体感できます。
日中の博多湾パノラマ絶景はもちろんのこと、特に評価が高いのが黄昏時から日没後にかけての景観です。玄界灘に沈む夕日が博多湾の海面を茜色に染め上げた後、都心部のビル群やアイランドシティの高層タワーマンション群に明かりが灯り始めます。大都市の機能美と自然の雄大さが海を挟んで対峙する光景は、福岡都市圏の数ある展望台の中でも唯一無二の個性を放っています。