下灘駅観光のハイライトといえば、間違いなく水平線へと沈みゆく夕日の刻だ。空と海が白昼の青から黄金色、そして濃密なオレンジ色へとグラデーションを変えていく光景は、息をのむ美しさを誇る。
夕日を鑑賞するベストタイミングは、日の入り時刻の約45分前からスタートする。太陽が傾くにつれてホーム上の木造上屋やレトロな駅名標がシルエットとなり、旅情を一層引き立てる。完全に日が沈んだ後の15分〜20分間に訪れる「マジックアワー」もまた格別で、紫とピンクが交錯する幻想的な空が広がる。
愛媛県伊予市の沿岸部は季節によって太陽の沈む位置が変化するため、春から夏にかけては海へ直に沈む夕日を、秋から冬にかけては対岸の山々に重なる美しい夕景を楽しむことができる。