彼女の創作現場のリアルな息遣いは、公式Instagramを通じてダイレクトに発信されている。美しく完成された作品だけでなく、絵の具に塗れた手や制作途中の苦悩、アトリエに差し込むベルリンの光など、飾り気のない日常の一幕がフォロワーを惹きつけてやまない。そこにはかつての「画面の向こう側のキャスター」ではなく、自らの手で世界を構築しようとする一人の生活者の姿がある。
一方で、日本のメディアとの関係も決して断絶したわけではない。TBS NEWS DIGをはじめとするメディアのインタビュー企画では、自らの言葉で移住の真意や画家としての現在地を率直に語る姿が特集され、大きな反響を呼んだ。メディアに出演する彼女の佇まいには、過去を切り捨てるのではなく、アナウンサーとしての経験さえも創作の血肉として昇華した表現者ならではの静かな自信が漂っている。