1990年代中盤の『タモリのボキャブラ天国』シリーズにおいて、爆笑問題やネプチューン、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)らとともに大ブームを牽引したフォークダンスDE成子坂。しかし、人気絶頂を過ぎた1999年11月、コンビは突如解散を発表します。
長年囁かれていた不仲説について、関係者の証言や当時のインタビューから浮き彫りになったフォークダンスDE成子坂の解散理由は、極めて純粋な「表現の方向性の違い」と「クリエイターとしての燃え尽き」でした。
ボケと構成を担当していた桶田さんは、テレビのショートネタブームの枠組みを超え、演劇的な長尺コントや音楽との融合、さらには裏方としてのプロデュース業へと視野を広げていました。一方、ツッコミの村田さんは「舞台に立ち、純粋に漫才やコントでお客さんを笑わせる現役プレイヤー」であり続けることに強い情熱を注いでいました。
高校時代からの親友であり、互いの才能を誰よりも認めていたからこそ、お笑いに対するスタンスのズレを妥協することができず、コンビという形に終止符を打つ決断を下したのです。解散後も二人は互いの活動を陰ながら見守り、憎み合って別れたわけではないことが知られています。