猪口邦子氏は、自由民主党から出馬して政界入りを果たした後、衆議院議員および参議院議員として多大な実績を重ねてきた。特に2005年、小泉内閣において内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画担当)に就任した際の手腕は記憶に新しい。当時はまだ珍しかった「少子化担当大臣」として、子育て支援策の拡充やワークライフバランスの推進に全身全霊を捧げた。
母が国会や内閣府で多忙を極める中、多感な時期を過ごしていた双子の娘たちは、母の政治活動を静かに、そして力強く支えていた。政策立案の裏にある母の苦労や情熱を間近で見ていた娘たちにとって、母・猪口邦子氏の姿は自立した女性の模範であり、将来の生き方を決定づける大きな道標となったのである。