撮影された写真はその場で見ることができない。現像とプリントを経て手元に届くまでに、早くて数日、時には数週間を要する。この「待たされる時間」こそが、タイムパフォーマンスを最優先するZ世代やアルファ世代にとって最高の娯楽になっているという。
「すぐに結果が見えないからこそ、自宅のポストに届いたときの興奮は格別です」。パリから訪れた24歳のフォトグラファーは興奮気味に話す。デジタルデータとしてスマホに転送するサービスも用意されているが、大半の顧客が一番重宝するのは、分厚い台紙に収められた一点物のプリントだ。