では、健康効果を損なわずに安全に楽しむための境界線はどこにあるのだろうか。2026年現在の最新の栄養学研究に基づくと、成人が1日に摂取すべき納豆の適量は「1日1パック(約40〜50g)」が最も理想的であると結論づけられている。厚生労働省が提示する大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量(上限70〜75mg/日)を鑑みても、1日1パックであれば豆腐や味噌など他の大豆製品と組み合わせても安全圏内に収まる。
業界団体である日本納豆工業協同組合連合会が発信する知見においても、日々の健康維持を目的とするならば1日1パック程度の継続的な摂取が最も推奨されている。納豆特有のエンスイムであるナットウキナーゼは、血液をサラサラに保ち血栓予防に貢献する優れた酵素だが、これも一度に大量消費するより、適量を毎日コンスタントに摂ることでその真価が発揮される。