「緑ナンバーは安全管理が厳しく、白ナンバーは自由」という認識も過去のものとなりました。安全運転に対する社会的要求の高まりを受け、企業の車両管理ルールは年々厳格化しています。
白ナンバー車両であっても、乗車定員11人以上の車両を1台以上、またはその他の自動車を5台以上(自動二輪車は0.5台換算)を使用する事業所には、安全運転管理者の選任が義務付けられています。さらに現在では、安全運転管理者による運転前後のアルコール検知器を用いた酒気帯び確認および記録の1年間保存が完全に義務化されており、違反した企業には是正命令や罰則が科されます。
一方、緑ナンバー事業者に課される安全管理ハードルはさらに高水準です。営業所ごとに国家資格者である運行管理者を配置し、対面点呼による体調確認、乗務記録の管理、過労運転を防止するための拘束時間や休息期間の厳格な順守(改善基準告示の適用)が求められます。2026年現在の運送業界においては、デジタルタコグラフやIT点呼システムを活用した高度な労務管理が標準装備となっています。