かつての日本のビューティトレンドにおいて、「小ささ」や「儚さ」はなかば絶対的な美の基準のように語られてきた。肩幅のしっかりした骨格や、背が高く立体的な体格を持つことは、どこか「目立たないように隠すもの」として捉えられがちだった側面は否定できない。
しかし、ここ数年でその空気感は根底から覆された。グローバルなボディポジティブ運動が成熟し、「与えられた骨格やフレームこそが唯一無二のアイデンティティである」という考え方が浸透。体格の良さは単なるサイズの話ではなく、「姿勢の良さ」「堂々としたオーラ」「生命力あふれる美しさ」として捉え直されたのだ。