1984年、彼らはシングル『前略、道の上より』で彗星のごとくレコードデビューを果たす。この楽曲が放ったエネルギーは、当時の音楽シーンにとってまさに青天の霹靂だった。和太鼓の力強いリズムに合唱のようなフレーズ、そして「素直になれ」という力強いメッセージ。洗練されたシティポップや甘いアイドルソングがチャートを賑わせていた80年代邦楽の渦中で、この硬派な和風ロックサウンドはあまりにも異彩を放っていた。
『前略、道の上より』は、単なる歌謡曲の枠を超えて街中で鳴り響き、大ヒットを記録する。流行を追うのではなく、自ら時代を力ずくで引き寄せるような力強さ。この一曲によって、彼らは一躍お茶の間のヒーローへと駆け上がったのだった。