トレンドの決定打となったのは、カルチャーの最前線を走る表現者たちだ。なかでも世界的アイコンであるBLACKPINKのJENNIE(ジェニー)が見せた、繊細なリボンとスカーフを頭元でレイヤードするスタイルは世界中のファンを魅了した。続いてNewJeans(ニュージーンズ)が提示したノスタルジックかつフューチャリスティックなビジュアルが、Z世代を中心に爆発的なフォロワーを生んでいる。
映像の世界も無関係ではない。Netflixの大ヒットシリーズ『エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)』で描かれるフレンチシックなスカーフ使いは、画面を飛び越えて視聴者のクローゼットへと直行した。そこに可憐で儚げなバレエダンサーの美学を取り入れたバレエコア(Balletcore)の美意識が合流。頭上でリボンを結ぶという行為は、世界共通のファッション言語となった。