近年のデジタルプラットフォームの広がりは、折り紙という伝統技術の可能性を未知の領域へと押し広げた。ハサミや接着剤を一切使わず、計算された折り目だけで立体を組み上げる高度な技法は、動画コンテンツとの相性が抜群に良い。
YouTubeをはじめとする動画共有サイトやSNSでは、何十時間もかけて折られた作品の制作プロセスやタイムラプス映像が世界中でバズを生み出している。画面越しに憧れていた世界線と現実が交差する場所として、ミュージアムの展示室にはSNSで作品を知った若者や海外のクリエイターたちが連日足繁く通い詰めている。