ネット上の掲示板やSNSでダンベル5キロ意味ないと言われる理由の根本には、ターゲットとする筋肉の大きさに対する認識のズレがあります。筋肥大を起こすためには筋肉に強い物理的ストレスを与える必要がありますが、大胸筋や広背筋、大腿四頭筋といった大筋群は日常的に大きな力を発揮しているため、片手5kg(両手で10kg)の負荷では刺激が足りず、目に見える肥大化が起こりにくいのが現実です。
しかし、これは「全身すべての部位に対して5kgが無意味」であることを指しているわけではありません。筋肉の体積が小さい肩の三角筋中部・後部や、上腕三頭筋(二の腕の裏側)などの小筋群においては、5kgはむしろ筋肥大とフォーム維持を両立できる適正重量となります。重すぎる重量を扱って怪我をしたりフォームを崩したりするリスクを避けつつ、狙った部位を限界まで追い込む上では、5kgという負荷は強力な武器になります。