多くの店舗が掲げる「1時間3,000円〜4,000円・飲み放題」という看板。これだけを見れば、居酒屋の2次会感覚で立ち寄れるように思える。しかし、明細を開けた瞬間に提示される金額が1万円を優に超えるケースは珍しくない。このギャップはどこから生じるのか。
最大の要因は「キャストドリンク」の存在だ。カウンター越しに「1杯いただいてもいいですか?」と尋ねられ、承諾するごとに1杯あたり1,000円〜1,500円が加算される。2〜3人のキャストと乾杯を重ねれば、ドリンク代だけで瞬く間に数千円が跳ね上がる。さらに、深夜料金やサービス料(15〜25%)、消費税、カード決済手数料(10〜15%)が重層的に上乗せされる仕組みだ。
予期せぬ散財を防ぐノウハウは極めて実践的だ。まず入店時に「キャストドリンクを含めた総額の上限」を自ら宣言すること。そして「自動延長制」の有無を確認し、退店希望時間の10分前に自らアラームをセットする。これら2つの防衛策を徹底するだけで、会計トラブルの9割以上は未然に回避できる。